黒大根（くろだいこん）はヨーロッパでは比較的ポピュラーな野菜として知られ、フランス料理などでもお馴染みの食材となっています。サプリメントになっている健康野菜の代表です。黒大根（くろだいこん）は表面の皮は真っ黒ですが、中は真っ白です。大きさは長さ２０ｃｍ前後で表面の皮はややガサガサした感じで、中の果肉部分も水分が少なく、辛味大根のような肉質です。生のままかじると辛味が強く、茹でると辛みは消えます。
黒い皮の部分にポリフェノール、果肉部分には解毒作用のあるジアスターゼという酵素が含まれています。紀元前から、病人に食べさせてきた究極の健康野菜です。
黒大根の最大の特徴はこの黒い表面の色。せっかくなのでこれを活かして、薄く輪切りにスライスしてサラダに加えると色的にも味的にもアクセントになります。この大根の辛さは、加熱するとあまり感じなくなるので不思議です。煮たり焼いたり、また、天ぷらなどにしても意外と美味しいです。右の写真位に切った物を、塩コショウしてからニンニクのみじん切りと共にバターかオリーブオイルでさっと炒めると肉や魚料理の付け合わせにもぴったりです。

2017.12